2018年4月19日、ソフトバンクと子会社のウィルコム沖縄は一般ユーザー向けのPHSの料金プランの提供を2020年7月末で終了することを公にしました。
ガスメーターや自動販売機、無人駐車場の発券・料金精算機などの制御に用いられているテレメタリングサービスを除き、一般向けPHSサービスはすべて終了するとのことです。
現在利用している法人については継続利用できるということですが、2019年3月末で新規契約の受け付けを停止するそうです。
この記事では、PHSサービスの変遷、および、PHSユーザーは今後どうすれば良いか?についてお伝えします。
PHSサービスのユーザー数の変遷
PHSは1995年にNTTパーソナル(1998年にNTTドコモに事業を譲渡)、DDIポケット(後にウィルコム、ワイモバイルとなり現ソフトバンク子会社)、アステルが始めた通信サービスです。
最もユーザー数が多かった1997年9月時点では、契約数は700万件だったそうですが、その後、携帯電話の普及により、ユーザー数が減少する一方となりました。
アステルは2006年、NTTドコモは2008年にPHSサービスを既に終了していまして、今回のソフトバンクの発表により、PHSサービスが完全に終了することになりました。
2017年12月時点でのPHSの契約数は279万で、前期比で6.3%、前年同期比21.6%減。近年では、契約数は減少の一途をたどっていたそうです。
PHSは安い携帯という位置づけでしたので、格安スマホの広がりにより、ユーザー数がさらに減少したと考えられます。
PHSユーザーは格安スマホへの乗り換えも一手
これまで、安い携帯料金という期待に応えてきたPHSサービスですが、このサービスが無くなるにあたって、PHSユーザーは、格安スマホへ乗り換えるという選択をされても良いかも知れません。
なぜかと言うと、格安スマホという選択肢でも安い携帯料金というニーズに応えることができるからです。
実際、大手3キャリア(ドコモ,au,ソフトバンク)から格安スマホに乗り換えると、料金が半額以下になるユーザーも多く、大手3キャリアで契約するよりも、携帯料金を下げることができるはずです。
もしかしたら、PHSサービスよりも料金が安くなるということもあり得るかも知れません。
弊社エックスモバイルの例ではありますが、乗り換え時の料金の参考となる記事がありますので、こちらもご参照ください。
参考:エックスモバイル(旧もしもシークス)の格安SIMって安いの?
まとめ
PHSが遂に2020年7月に一般向けプランの提供を終了します。
感慨深くも残念でもありますが、安い携帯料金を望むPHSユーザーは、格安スマホに乗り換えると良いでしょう。