中国のバイトダンス(字節跳動)が運営する「TikTok」という動画共有アプリのセキュリティー上の欠陥がサイバーセキュリティ会社チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズに発見されました。
ハッカーがこの欠陥を悪用してユーザーのアカウントに不正侵入した可能性があるとチェック・ポイントが指摘しました。米議会から批判されてきたティックトックにとってひどい打撃を受けます。
TikTokのユーザー数は10億人を超えます。
一連の脆弱性*(ぜいじゃくせい)が発見されたとチェック・ポイントがレポートで通報しました。
ハッカーに悪用されればTikTok利用者のアカウントと情報の不正操作の恐れがあり、個人データを流し、動画を削除できると説明しました。
*安全性上の弱点を指す
欠陥の存在をTikTokに既に伝えており、対策が講じられたという。修正プログラムを確認した上で、TikTokが利用者の情報保護に努めるとしました。
今回発見された欠陥で、ここ数年ものすごい人気を得たSNSへの監視が厳しくなる可能性があります。
主にTikTokに支えられたバイトダンスが世界で時価総額最大のベンチャー企業となりました。しかし最近の米中関係に伴い、TikTokが米安全保障上の脅威として見なされてしまい、調査が求められました。
それに対してバイトダンスが複数の選択肢を検討し、円滑な対応に心がけています。
まとめ
中国のバイトダンス(字節跳動)が運営する「TikTok」という動画共有アプリのセキュリティー上の欠陥がサイバーセキュリティ会社チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズに発見されました。