アメリカの半導体企業クアルコムが2017年9月にAppleを特許権侵害で提訴した訴訟の結果、中国の裁判所がAppleのiPhoneの販売を差し止める仮処分を下したことが2018年12月10日に判明しました。
クアルコムが2017年9月に特許侵害でAppleを中国の裁判所に提訴
クアルコムは2017年9月、Appleの「iPhone」で使われている省電力機能とタッチスクリーン機能「3D Touch」が、クアルコムの3つの特許を侵害しているとして福州中級人民法院に提訴しています。
今回、中国の裁判所では、クアルコムの主張する3つの特許のうち、2件の特許侵害を認めました。
販売差し止めの対象となるモデルは「iPhone6S」から「iPhoneX」まで
アメリカ合衆国のクアルコムが2017年9月に中国でAppleを特許侵害で提訴した訴訟で、中国の裁判所は、Appleの「iPhone」の複数のモデルに対して輸入と販売を差し止める仮処分を下しました。
今回の仮処分で輸入、販売差し止めの対象となるモデルは、「iPhone 6S」から「iPhone X」までで、2018年の最新機種である「iPhoneXS」,「iPhoneXS Max」,「iPhoneXR」の3機種は対象外となっています。
この仮処分を受けて、クアルコムは、最新機種である「iPhoneXS」,「iPhoneXS Max」,「iPhoneXR」の3機種についても販売差し止め請求をしています。
まとめ
アメリカの半導体企業クアルコムが2017年9月にAppleを特許権侵害で提訴した訴訟の結果、中国の裁判所がAppleのiPhoneの販売を差し止める仮処分を下したことが2018年12月10日に判明しました。