mixpanelによると、iOS12の普及率が2018年11月29日に75%を上回りました。これは、iOS11より2週間早かったようです。
なぜ、iOS12は早く浸透したのか?
iOS12は、当初、あまり早い広がりは見せておらず、リリースから48時間を経過した時点での普及率は10.38%でした。一方iOS11はリリースから48時間を経過した時点での普及率は15.91%でしたから、iOS12はiOS11と比べて4%ほど後れを取っていました。
しかし、先に75%に達したのはiOS12でした。その理由はiOS12の安定性の高さや、古いiPhoneでも思っている以上にストレスなく動作したことが原因でしょう。
また、iOS11にはバッテリー消費問題がありましたので、それもiOS12が早く浸透した原因の1つかも知れません
OSと端末の両方を提供しているのが最新iOSの普及率が高い最大の理由
iOS12の普及率の高さはAndroidと比べると際立ちます。
2018年8月7日にリリースされたAndroid 9 Pieは2018年10月末の時点でたった0.044%しか普及していません。Android 8.1はリリースから1年近く経過している現在で普及率がたったの5.8%です。
これは、iPhoneとAndroidのビジネスモデルの違いが大きな要因です。
iPhoneの場合は、AppleがOSと端末の両方を開発しているために、古い端末でも最新のOSが無償で提供され、ユーザーは追加料金を支払うことなく最新OSを使うことができますが、Androidの場合は、最新OSが使えないケースも多くあります。
そのため、Androidの場合は、せっかく最新OSがリリースされてもあまり使われないということが起きています。
他方、iPhoneは常に最新OSを使うことができますので、iPhoneユーザーであるだけで、最新OSの恩恵を受けることができます。
これが、iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えない大きな理由かも知れません。
まとめ
mixpanelによると、iOS12の普及率が2018年11月29日に75%を上回りました。これは、iOS11より2週間早かったようです。