中国のベンチャー企業が世界で初の商品化
中国深センに本拠地をおく新興ディスプレイメーカー、ロウユー・テクノロジー(柔宇科技)がディスプレイを2つに折り畳めることが可能なスマートフォンを発表し、各国のメディアが注目しています。
ディスプレイサイズは7.8インチと、タブレット端末ほどの大きさだが、2つに折り畳むと一般的なスマートフォンサイズ程度になります。折り畳んだ場合でも、各面のディスプレイは動作し、映像を映し続けます。
また、ディスプレイには境界線がなく、同社は世界で初めて商品化された折り畳み式スマートフォンだとコメントし、限定発売するとのことです。
大手5社が特許出願、2社は開発計画認める
これに続き、端末本体を折り畳むことが可能なスマートフォンは、スマートフォンメーカー大手企業も開発しており、停滞しつつあるスマートフォン市場を再び活性化させるための契機になる可能性があると米ウォールストリート・ジャーナルは伝えています。
サムスン電子とファーウェイの2社は折り畳み可能なディスプレイ搭載端末を発売する予定があることを認めており、ファーウェイは来年の発売を目指しているようです。
スマホ市場の活性化
過去に、折り畳み式スマートフォンが発売されたことはありました。
これらの製品は、ディスプレイが中央のフレームで分割されましたが売れ行きは良くなく、批評家からも酷評されました。
もし、大手各社がこれらのイメージを払拭した新折り畳み式スマートフォンを発売すれば、スマートフォン市場誕生以来初めて、まったく新しいデザインの製品が広く出回ることになると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えています。
しかし、折り畳み式スマートフォンの課題として、ディスプレイは開閉時に耐えられる丈夫さになるのか、価格が高額になる可能性があり、簡単に入手できるものではなくなるなどが挙げられます。
こうした中、大手各社は、課題をクリアしつつ斬新な端末で停滞する市場を活性化させたい考えのようです。
まとめ
大手各社は二つ折りスマートフォンで市場を活性化させたいようです。