「Apple」にスペルチェック技術関連の特許を侵害されたとして、往年のMacにソフトウェアを提供してきた企業「Sentius」が、訴訟を起したようです。
現在問題になっているスペルチェック機能とは
1996年~1998年に電子ブック検索ソフト【Sentius Electronic Book Player】を日本へ出荷するMacへ提供していたこともあるなど、SentiusとAppleは古くから関係があります。
スペルミスの可能性がある文字列の下に赤線が引かれ、正しい単語を候補として1つ以上挙げるシステムとそれに関連する辞書が今回の訴訟の争点になっているようです。
対象製品は比較的古いiPhone5~iPhone6シリーズ、第3世代iPad(2012年)、MacBook Air(Mid 2012)です。このほかにはmacOSの「テキストエディット」や「メール」「メッセージ」「メモ」「Safari」などのプレインストールアプリも名前が挙がっています。
SentiusはAppleを狙い撃ちしたわけではなく、同様の訴訟をHTCやLG、BlackBerry、IBMなどにもおこしており、現在は一般的となった仕様のアイデアが自分たちにあることを証明したいようです。
最新のiOS12でも同様のスペルミスの可能性がある文字列→赤線→代替候補というシステムは採用されています。
以下の方法で、今回の訴訟で問題になっている仕様をiPhoneで体感できます。
・デフォルト:自動修正がオン→赤線が引かれる前に修正される
・設定変更:「設定」>「キーボード」自動修正をオフ
まとめ
「Apple」にスペルチェック技術関連の特許を侵害されたとして、往年のMacにソフトウェアを提供してきた企業「Sentius」が、訴訟を起したようです。