Apple、新型iPhoneのiPhoneXS /XS Max/XRの3機種とも製造注文を縮小

Appleがこの数週間で、2018年モデルの新型iPhone全3機種について、すべて製造注文を縮小したと、The Wall Street Journal（WSJ）が2018年11月19日に伝えました。

予想以上に売れないiPhoneXS /XS Max/XRにサプライヤーも困惑

2018年9月にAppleが満を持してリリースした新型iPhoneのiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRの3機種は、発売のすぐ後にアナリストらが想定していたよりも売れていないという事実に、iPhoneを生産するサプライヤーは苦悩しているとWSJは伝えています。

市場の需要が低いところでAppleが3機種の新モデルを提供したことで、必要とされる生産台数の見通しが難しくなっていると、WBJは伝えています。

iPhoneの主要サプライヤーであるQorvo、Lumentum Holdings、ジャパンディスプレイは先週、注文減少を理由に、利益予測を引き下げています。

WSJによると、これらの企業の売上高のうち、3分の1から2分の1をAppleが占めているとのことですから、大打撃と言っても過言ではないでしょう。

iPhoneの組み上げを請け負っている中国企業のFoxconnは、従業員に求める残業時間をカットしています。

2018年の新型iPhone３機種の中で、最もリーズナブルなiPhone XRは、とりわけシビアな状況にあります。

以前に、AppleがiPhone XRの増産を中止したと伝えられていましたが、WSJによると、Appleはさらに生産計画を縮小するようにサプライヤーに伝えたとのことです。

売れてない原因として、iPhoneXRの価格が高すぎるのではないかという声も多いです。