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2018年9月18日、ついにiOS12公式版がダウンロードできるようになりました。iOS12はiOS11と比較して何が違うのでしょうか?この記事ではiOS12にアップデートするメリットをご紹介します。
パフォーマンスが向上するiOS12
iOS12の最大の特徴は、パフォーマンスの向上です。しかも、iOS12は古い端末でもパフォーマンスが向上するというのがこれまでにない大きな特徴となっています。
iOS12では、アプリの起動速度がこれまでの2倍になるなど、いくつものアクションの速度が増大します。
例えば、スワイプでのカメラ起動時の起動速度が70%速くなるほか、キーボードの表示が最大50%速くなります。他にも、アニメーションが全体的に滑らかになり、コントロール画面をスワイプで呼び出す動作なども改善されています。
拡張現実を実現するためのプラットフォーム「ARKit」が「ARKit2」へパワーアップ
ARKitは、拡張現実(AR)をiPhoneで具現化するためのプラットフォームです。iOS12でARKit 2へとアップデートされ、様々な要素が付加されました。
「ARKit2」では、複数のユーザーで1つのゲームをプレーしたり、観戦モードを利用して、他のユーザーのAR体験を一緒に見たりすることができます。
また、AR機能を使って採寸できるメジャー機能も追加されました。
参考:iOS 12のAR機能で採寸できる!Apple初の純正アプリ「Measure」発表
アプリの使用時間を調べられるスクリーンタイム
スクリーンタイムは、アプリをどれくらいの時間使っているか、アプリごとに見ることができる機能です。
自分が何のアプリをどのくらい使っているかを認識することで、時間の使い方を改善することができます。
また、子どもの端末の利用時間を調べることで、ゲームのやりすぎなどをチェックすることができます。
通知機能が管理できるように
iOS12では通知のオンオフの管理や、同じアプリからの通知を1つにまとめることなどができるようになりました。また、「目立たない形で配信」という新しい通知の設定項目が追加されました。
おやすみモードの追加
iOS12では、「おやすみモード」追加され、お休みモードを設定する時間を指定したり、「この場所にいる間だけおやすみモードにする」などの設定ができるようになりました。
また、イベント時間だけおやすみモードにする、という設定もできるようになりました。
写真共有と写真の検索機能の強化
iOS12同士だと、相手と写真を共有できる「For You:機能が追加されました。また、写真を撮影地や人物で検索できるようになりました。
Siri機能のバージョンアップ
iOS12では、Siriがこれまでよりややこしい指示を実行できるようになりました。他社製アプリと連携ができるようになり、一声かけるだけで、複数のアプリを連続起動することや、機能を続けて実行することなどができるようになりました。
また、iPhone6s以降では、Siriにショートカットを作成できるようになったため、Siriで実行可能な指示が大きく増加しました。
iPhoneX以降の端末に限り、アニ文字の追加やミー文字、カメラエフェクトが追加
お使いの端末がiPhone X/XS/XS Max/XRの場合は、カメラで自分の表情を解析し、犬や猫、クマなどに反映させるアニ文字機能にコアラ、トラ、おばけ、ティラノサウルスの4種類が追加され、また、自分の似顔絵のアニ文字が作れる「ミー文字」機能も追加されています。
さらに、端末がiPhone X/XS/XS Max/XRの場合は、FaceTime中や、カメラでの撮影中に、直接アニ文字やミー文字、ステッカー、テキストなどを追加できるカメラエフェクト機能も追加されました。
iOS11からiOS12にアップデートするメリットは大きい
このように、iOS12にアップデートとすると、パフォーマンスが改善され、かつ、ご紹介したような新機能も使えるようになりますので、iOS12にアップデートするメリットは大きいと言えるでしょう。
iOS12へのアップデートは、iPhone/iPadの設定→一般からアップデートできますので、Wi-Fi環境下にいる時にアップデートしておくことをお勧めします。
まとめ
2018年9月18日、ついにiOS12公式版がダウンロードできるようになりました。
iOS12にアップデートとすると、パフォーマンスが改善され、かつ、新機能も使えるようになりますので、iOS12にアップデートするメリットは大きいと言えるでしょう。