SMS認証はWEBサイトやクラウドサービスを利用する際に、個人認証を強化する目的などに利用されており、殆どのスマートフォンが対応している、SMS(ショートメッセージサービス、いわゆる電話番号で送受信するメール)を活用した個人認証機能の通称です。
携帯電話番号はスマートフォン1台と結びついているのが通常で、SMSをその番号宛てに発信すれば、それはつまりスマートフォンの持主のみが確認できるメッセージと言えます。
そのSMSに添えた確認番号(認証番号)を、ユーザID/パスワード等所定の箇所に追加入力するようWEBサイトやサービスを設計しておけば、より強固にユーザ認証が行えます。
SMS認証を併用したユーザ確認システムは、2ファクタ認証(Apple)や2段階認証プロセス(Google)とも呼ばれます。
これらの認証システムでは、SMS以外にも音声通話(携帯電話番号宛てに自動音声で電話がかかってくる)も選択可能な為そのようにう呼ばれますが、狙いは同じで、ユーザID/パスワードを補完しセキュリティを強化するということです。
SMS認証においては、端末よりもSIMが重要
なお、SMS認証に使用したWEBサイトやサービスでは、その認証された電話番号を記録しています。
携帯電話番号はSIMカードに紐付いているものですから、例えばスマートフォンが破損して起動できなくなってしまった場合、機種変更のため手放したとしても、SIMカードさえ手元にあれば変わらずユーザ認証に利用可能です。
スマートフォンが盗まれた、または紛失してしまった場合などSIMカードが手元からなくなってしまったときには、多少面倒な手続きが必要になってきます。
具体的には、それぞれのWEBサイト/サービスにパソコンなどのWEBブラウザからログインしてアカウントを復旧させ、改めて携帯電話番号を登録し直す、といった手順を踏むことになりますが、そのためには(WEBサイト/サービスが)信頼できる他のスマートフォン/パソコンが欠かせません。
※本内容は掲載時点の情報であり、最新のものと異なる場合がございますので、予めご了承ください。
まとめ
SMS認証はWEBサイトやクラウドサービスを利用する際に、個人認証を強化する目的などに利用されており、ほとんどのスマートフォンが対応している、SMS(ショートメッセージサービス、いわゆる電話番号で送受信するメール)を活用した個人認証機能の通称です。