本プログラムは、VRとARを活用することによって、受講者のスキル習得をより効率良くすることを目的として行なわれます。
プログラムは2020年5月頃迄に開始され、エクアドルの大学や専門学校の学生達が対象となります。
南米で初めての活動
「ActiVaR」と名付けられたこの職業教育プログラムは、世界銀行が技術面、金銭面の両面で支える形で進行しています。
世界銀行に協力する形で、スペイン・カタルーニャ州の都市、バルセロナへ拠点を置くIT企業の「Visyon」も加入しています。
また、エクアドルの高等教育科学技術革新庁や、その他、沢山の公的機関も支援を行っています。
「ActiVaR」は、業種にマッチした、VRやARの最適なデバイスを利用して職業訓練を体験するシステムとなっています。
VRの場合だと、Oculus Rift、Oculus Go、HTC VIVEを使用し、ARの場合はMagic Leap One、MicrosoftHoloLens、moverioを使用して各方法で進めていくようです。
専門科目の設立
プログラムのスタート発表により,エクアドルの首都キトで開催されたイベントでは、150人を超える参加者がプログラムを経験しました。
「ActiVaRは、VR教育を根幹においた工業科目を大学に設け、学生達がVR教育に触れ、学ぶ為のハードルを下げることを目的としています」と説明するのは、世界銀行のJimmy Vainstein氏です。
「本プログラムはVRによる効率的、そして実践的な教育を実現します。そして、学生達の成績の採点等も行い、就職する際のガイドラインとします」と付け加えました。
まとめ
2018年現在、VRやARを起用した教育学習は世界の各地で行われているようです。
南米の大陸では、エクアドルが初の試みとなりました。