「Play Pass」をGoogleが検討?Android有料アプリを月額課金で!
Googleは、多数の有料アプリを月額課金で利用できるサブスクリプションサービス「Play Pass」の提供をAndroid層向けに思案しているようです。
6月末に開発者コミュニティXDA-DevelopersのメンバーがGoogle Playアプリの内部コードを調査
2018年6月末に開発者コミュニティXDA-DevelopersのメンバーがGoogle Playアプリの内部コードを調査したところ、「Play Pass」と言われるサブスクリプションに関するテキストを発見しました。
それ以上のデータはこの時はなかったようですが、ここ最近、Googleのアンケート調査サービス「Google Opinion Rewards」(日本では「Googleアンケートモニター」)で、このサブスクリプションについてのアンケート調査を、一部の限られたユーザーに配信しているとのことです。
アンケート調査の内容は、何百ドルもの大変な価値がある有料アプリやゲームを提供する月額課金のサブスクリプションについて、「Pass」がどの程度このサービスのタイトルとして合うかを問いかけるものです。
このことから、Googleがすぐにサブスクリプションサービスをスタートするとはいえませんが、何かしらの検討が行われていることはほぼ間違いなさそうです。
しかし、このサブスクリプションサービスがスタートしたとして、評価を得られるかは別の話。「アプリとゲーム」が対象といいつつ、メインターゲットはゲームになると考えられます。
ただ、近頃のゲームは基本プレイ無料で別途課金がスタンダードです。このため、サブスクリプションサービスとの相性はさほどいいとは言えません。
サブスクリプションが対象であれば、課金アイテム等を決まった金額値下げするなどの方法が考えられますが、現状ではそこまでの内容は確かめられていません。
モルガンスタンレーのリサーチによると、Google Playでの1ダウンロード毎にの利益はおおよそ0.1ドル。App Storeでは、0.44ドルと4倍以上の差があります。また、過去4年でApp Storeの利益が119%増えたのに対し、Google Playでは約14%の増加だったとのことです。
ここ最近では有料アプリの一部を、インストールせず利用可能にするなどの施策も行っています。
これにより、購入のハードルを下げるのが目的ですが、同じように、今回のサブスクリプションサービスも、Google Playからの収益改善のやり方の一つとして検討されているのではと考えられます。
まとめ
Googleは、多数の有料アプリを月額課金で利用できるサブスクリプションサービス「Play Pass」の提供をAndroid層向けに思案しているようです。