2019年2月26日に実施した「2019年スマートフォンの支払い方法、利用期間に関する調査」の結果をMMD研究所は発表しました。
■調査対象/スマートフォンを所有する13歳~59歳の男女563人
「現在利用しているスマートフォンの利用期間」という調査結果では、大手3キャリア、格安SIM共に「半年以上、1年未満」がトップのようです。その中で、「2年以上」と答えたユーザーが「30%」もいたということで、2017年の「23.1%」と比べると6.9%も伸びています。
この結果から、スマートフォンの買い替えサイクルが伸びていることが分かります。
結果の大きな要因は、iPhoneにあるのではと言われています。2018年、Appleはデバイスのバッテリー交換代金値下げ実施を行っており、これにより、バッテリーを交換したデバイスを引き続き利用するケースが多く、結果、同デバイスを2年以上使用していることになっているようです。
また、2年以上前に発売されたモデルにおいても、スマートフォンとしての機能は問題なく使用できることもあり、最新型の綺麗な画面や、高画質な写真などにこだわりがなければ、今でも不自由なく使うことが可能というのも原因の一つと言われているようです。
「分離プラン」スタート 販売方法はどう変わっていくのか
端末代金と通信料金を分ける「分離プラン」を総務省主導の案により、今後導入される予定となっています。
大手キャリアで行われていた「実質0円キャンペーン」といった販売方法がなくなる為、新しいスマートフォンへの買い替えを検討していても、今までと比べてどうしても端末料金を高く感じてしまい、買い替えを控えるユーザーも多くなるのではと予想されます。
MMD研究所は「利用しているスマートフォンの支払い方法」についても調査を行っており、大手3キャリアのユーザーは「分割購入」が72.6%、格安SIMユーザーは「一括購入」が63.1%と購入方法が正反対という結果になっています。
理由として、大手3キャリアは最新モデルのiPhoneや高額な端末を扱うことが多く、「端末料金を月額利用料金から差し引くキャンペーン」などのキャンペーンも多いため、分割購入が多くなっていると予想されているようです。
まとめ
「現在利用しているスマートフォンの利用期間」という調査結果では、大手3キャリア、格安SIM共に「半年以上、1年未満」がトップのようです。