目次
MVNO(格安SIM)に乗り換えてもLINEは使えるのでしょうか?
そんな不安をお持ちの人は意外に多いようです。
結論からお伝えしますと、MVNO(格安SIM)でもLINEはお使いいただけます。
しかし、注意点があります。それは、3大キャリア(docomo,au,Softbank)では問題なくできていたLINEの登録やアカウントの引継ぎが、MVNO(格安SIM)では要点を押さえた上で行わなければ、できないことがです。
そこで、この記事では、MVNO(格安SIM)に乗り換えてもLINEを使いたい方のために、SIMを選ぶ上での注意点やアカウントの登録、引き継ぎの方法などをお伝え致します。
関連記事:端末変更前に!失敗しないLINEの引き継ぎ方法 2018(iPhone・Android)
要点1)LINEを使いたいならSMS対応SIMがお勧め!
MVNO(格安SIM)のSIMには、音声プラン(音声SIM)・データプラン(データSIM)・データプラン(SMS有り)の3種類があります。
LINEを使いたいなら、どれを使うほうが良いのでしょうか?
結論から言うと、どれも使えます。
音声プラン(音声SIM)とデータプラン(SMS有り)の場合は、SMSは付いていますので通常通りご利用頂けます。
データプランをお選びになる場合は、データプラン(SMS有り)をお勧めします。なぜなら、LINE登録時の認証では、SMS宛に認証コードが送られてくるからです。※年齢認証の機能はMVNOのSIMカードではご利用いただけません。詳細は別途。
データプラン(データSIM)はSMSの機能がついていないため、データSIM単体ではご利用いただけません。
正確にお伝えすると、SMS(ショートメッセージサービス)に加入しなくても後述のFacebook認証を使えば認証はできるのですが、「LINE Out(旧LINE電話)」など、一部のサービスが使えません。
そのため、もしデータプラン(データSIM)をお選びになる場合は、SMS有りのプランをお勧め致します。
要点2)端末・電話番号そのままでの乗り換えでは、LINEはそのまま使える
MVNO(格安SIM)に乗り換える時に、端末も電話番号もそのままで、回線契約だけを変える方もいらっしゃると思います。
実は、端末も電話番号もそのままで、SIMだけを差し替えるという場合は、LINEは何も手続きしなくてもそのまま使えます。
また、MVNO(格安SIM)だと使えないと言われているLINEの年齢認証も、このケースの場合は使えます。
ですから、今お使いのスマホをMNPでMVNO(格安SIM)に乗り換えるという方は、下記の記事をお読みいただいて、年齢認証だけを先に済ませておけばOKです。
参考:格安SIM(格安スマホ)でLINEのID検索・年齢認証は使えるのか?
要点3)MVNO(格安SIM)でも「LINE Out(旧LINE電話)」も使える

LINEには、固定電話や携帯電話の番号に電話することができる「LINE Out」という機能もありますが、こちらの機能もMVNO(格安SIM)でもお使いいただけます。
ただし、SMS(ショートメッセージサービス)に加入していないデータプラン(データSIM)の場合は、「LINE Out(旧LINE電話)」が使えませんのでご注意ください。
なお、「LINE Out(旧LINE電話)」の使い方は簡単です。
LINEの設定画面(上部左歯車マーク)を押していただくと、メニューの中に「LINE Out」という項目がありますので、こちらをタップします。
あとは、「ホーム画面にショートカットを作成」というメニューがありますので、そちらをお選びいただくと、スマホの中に、「LINE Out(旧LINE電話)」のアプリが表示されますので、こちらからお使いいただくことができます。
なお、LINE Outの通話料金は有料となりますが、固定電話へは3円/分、携帯電話へは14円/分という料金となっており、国際電話も通常より安い価格設定になっています。
要点4)SMS無しのデータプラン(データSIM)は、Facebookアカウント認証で認証可能
SMSが付いていないデータプラン(データSIM)だとSMS認証は使えません。
ですから、LINEを使えないと思われるかも知れませんが、そうでもありません。なぜなら、LINEには他にもFacebookアカウントを使った認証方法もあるからです。
ですから、もしあなたがFacebookアカウントをお持ちの場合は、お手持ちのFacebookアカウントで認証を行うことができます。
ただし、Facebookアカウントで認証した場合は、電話番号認証が必要となる「LINE Out」は使えなくなります。
要点5)ガラケーでLINEを認証してスマホで使う
データプラン(データSIM)でSMSは付いていなくて、Facebookのアカウントも持っていないので、Facebook認証もできないというケースでも、他にガラケーをお持ちの場合は、ガラケーのほうの電話番号を使って、LINEを認証することができます。
具体的には、スマホにLINEをインストールして、電話番号入力を求められた時に、スマホの番号ではなくて、ガラケーの番号を入力します。そうすると、ガラケーのSMSに認証コードが届きますので、この番号を確認して、スマホに入力します。そうすると、認証することができます。
ただし、LINEアカウントは、1つの電話番号で1つしか認証することができません。ですから、他のLINEで認証してしまっている場合は、この方法が使えませんので注意が必要です。
要点6)端末を変える場合はアカウントの引き継ぎが必要
端末を変える場合はLINEアカウントの引き継ぎが必要となります。
LINEアカウントを引き継ぐには、あなたのLINEアカウントを、メールアドレス、もしくはFacebookアカウントのいずれかと紐づけしておく必要があります。
この設定は、LINEアプリの「設定」の「アカウント」で行うことができるのですが、端末の変更前に紐づけしておかないと、新しいスマホにLINEのアカウントを引き継げなくなりますので、必ずしておきましょう。
さらに、トーク履歴などを引き継ぐためには、バックアップなどの作業が必要となります。
下記の記事で詳細をご紹介していますので、併せてご覧ください。
関連記事:端末変更前に!失敗しないLINEの引き継ぎ方法 2018(iPhone・Android)
要点7) 端末や電話番号を変えるとID検索が使えない
MVNO(格安SIM)に乗り換えても、基本的には、3大キャリア(ドコモ,Au,ソフトバンク)と同様にLINEをお使いいただけますが、1つだけできなくなる機能があります。
それが、友だちに追加する際に使う「ID検索」という機能です。
なぜID検索ができないのかということなのですが、ID検索は年齢認証が必須となっている機能なのですが、現状では、格安SIMではLINEで年齢認証ができないからです。
ただし、端末も電話番号のそのままでの乗り換えの場合は、乗り換え前に年齢認証をしておけばそのままID検索も使えます。
また、ID検索が使えなくても、LINEの友だちを追加する際にはそれに代わる機能がいくつもありますので、実際には困ることはありません。詳細については、下記の記事でご確認ください。
参考:格安SIM(格安スマホ)でLINEのID検索・年齢認証は使えるのか?
まとめ
MVNO(格安SIM)でもLINEはお使いいただけます。この記事では、MVNO(格安SIM)でLINEを使うための要点をご紹介致しました。
MVNO(格安SIM)でお安くスマホをお使いいただくためにも、要点を押さえていただいた上で、LINEを使えるようにしていきましょう。