2019年現在、丸一日スマートフォンを触らないという日はないと思います。皆さんは、スマートフォンを1日に何回触っているか数えたことがありますか?スワイプ、タップ全て含め、一日で何と2617回も触っているとのことです。
スマートフォンを持ち歩かないと不安で、トイレやお風呂など肌身離さず持って行く方も少なくなく、「スマートフォンはそんなに汚れない」と認識されている方もいると思います。
細菌やウイルスの温床であるスマートフォン。実際の症例は。
「スマートフォンについているウイルスや細菌で感染するリスクがあるので、清潔にする努力を今すぐ始めるべき」、「スマートフォンのディスプレイはバクテリアやウイルスの温床であり、ディスプレイから感染した」という報告がいくつも上がってきています」とローチェスター・メディカルセンター大学臨床ケア主任のピーター・パパダコス博士は言います。
「ある研究によると、人間に感染するインフルエンザウイルスは、手の表面に付着すると24時間生存します。つまり、手にウイルスが付着してから24時間以内に手が触れるすべての場所にウイルスが付着する可能性があるのです。
そして、手足口病が、保育園の小さな子どもたちの間で蔓延しています。託児所や保育園ではスマートフォンを使って子どもたちが楽しむことが増えていますが、そうしたスマートフォンなどで子どもたちの間を行き来する間に鼻や口に触れるので、全員に感染が広がる可能性があります」とパパダコス博士は言います。
スマートフォンを除菌するにあたって安全な方法とは?
スマートフォンを清潔にするための方法を以下で説明します。
・UV除菌ボックスに入れる
パパダコス博士は、スマホを入れると一瞬で細菌を除去するUV殺菌ボックスを推奨しています。普及はあまりしていないかもしれませんが、スマートフォン用のUV殺菌ボックスは比較的安価で手に入れることが可能です。
・クリーニングクロスで拭く
クリーニングクロスでスマートフォンを拭くこともお勧めです。毎日拭くことを心掛けるだけでも細菌の広がりを防げます。
細菌除去ということで除菌ティッシュを思い浮かべたかもしれませんが、スマートフォンの表面を傷つける可能性があるので、推奨されていないようです。ディスプレイ自体に害を及ぼす可能性のある化学物質が含まれている製品も中にはあるとのことです。
最後に、除菌を行う頻度についてですが、「一度咳をするたびに除菌を行う」のが理想のようですが、実際には無理があります。ただ、スマートフォンはそれくらい自分の身体の一部だと認識する気持ちが大切なようです。
自分や家族、周りの方のため、できるだけ頻繁に除菌してスマートフォンを清潔に保ちましょう。
まとめ
皆さんは、スマートフォンを1日に何回触っているか数えたことがありますか?自分や家族、周りの方のため、できるだけ頻繁に除菌してスマートフォンを清潔に保ちましょう。