NTTドコモは、2019年9月30日をもって3G携帯電話「FOMA」向けの接続サービスの「iモード」新規受付を終了します。また、FOMA音声プランを同日2019年9月30日に、FOMAデータプラン・ユビキタスプランの新規受付を翌2020年3月31日に終了します。
なお、既に「FOMA」や「iモード」の各プランを契約しているユーザーに関しては、受付終了後もそのまま利用できます。FOMAでは、新規受付終了後のプラン変更も可能です。
「iモード」は、携帯電話でメールの送受信やwebサイトの閲覧ができる、世界初のサービスとして1999年に開始され、2001年開始の3Gサービス「FOMA」と共に成長し、世界のモバイル通信サービスの中でも先進的なサービスとして、2000年代に大活躍しました。
今では当たり前の絵文字、発祥はiモードだった！？
今では当たり前の「絵文字」も実は「iモード」が発祥です。当時はまだNTTドコモに務めていた栗田穣崇氏（現ドワンゴCOO兼niconico代表）がデザインした絵文字がベースで、後の3キャリア絵文字共通化を経て、標準規格のUnicodeへの収録に至っております。
「スマホ」の登場が3G携帯電話では広く普及したiモードの潮目と言えます。2010年3月時でユーザーを4800万人以上抱えておりましたが、Androidスマホでは対応しなかった為に契約者数が急速に減少し、2018年3月時のユーザー数は1211万となっています。
■FOMA停波は「2020年代半ば」
FOMAサービスの停波予定についてNTTドコモは「2020年代半ばを目処に進める」と言及しており、FOMA停波への最初の一歩を、今回の新規受付終了によって踏み出したことになります。
FOMA契約者数は2019年3月時で2250万を残しています（2018年10月時点の予想値）。
また、FOMA停波により、VoLTE非対応機種では4G LTEサービス「Xi」対応のスマートフォンであったとしてもFOMAを使用する事になる為、利用できなくなります。
今後ドコモは、FOMAケータイのユーザーや、旧世代のスマホを使用しているユーザーの移行も促していくことになります。
まとめ
NTTドコモは、2019年9月30日をもって3G携帯電話「FOMA」向けの接続サービスの「iモード」新規受付を終了します。また、FOMA音声プランを同日2019年9月30日に、FOMAデータプラン・ユビキタスプランの新規受付を翌2020年3月31日に終了します。