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日本でゲームプラットフォーム【Steam】が使えるようになった話!

 

「Steam」という世界的なゲームプラットフォームは、今や日本のPCゲーマーにとって欠かせない存在といっても過言ではありません。(私もその中の一人の信者!ふふふ (≧▽≦))しかし、昔は日本でSteamを使うにはハードルがありました。日本語版がなかったのです。日本では”ある会社”の奮闘努力で快適に使えるようになって、PCゲームへのアクセスが簡単になりました。どのようにSteamが日本に実現されたのでしょうか?

 

東京都武蔵野市にあるJR「吉祥寺駅」から徒歩10分の「株式会社デジカ」というゲーム、決済、人材事業などをされている会社があります。社員数は40人ぐらいです。日本のSteamの決済サービスを担います。

 

「株式会社デジカ」がSteamに出会ったのは2012年です。Steam上で『RPGツクール』(英:RPG Maker)というカドカワの作品を世界的に向けて販売することになった時です。※だれでもRPGを簡単に作れるツールです。

 

当時、Steamの日本語版はまだありませんでした。日本でも利用可能でしたが、言葉の壁に加え海外のゲームしかなく、買い物がドルでしかできなかったという問題がありました。

しかし、「日本でもSteamの需要はある」とデジカの社員は信じ、Steamを展開するValve Corporation(バルブ・コーポレーション)と話し合いへ。Valveは当初そこまで熱心になりませんでしたが、デジカは2013年11月に日本のウェブサイトを作成し、Steamで使用できるウェブマネーを販売。すると、日本の利用者が殺到し、用意したウェブマネーがあっという間に売り切れになったほど反響がありました。

その予想を超えた結果から、デジカはJPY(日本円)への対応を急ぎました。決済事業の特異な会社であるため、電子マネー、クレジットカード、コンビニ決済などに対応しているシステムを構築し、Valve社に提案しました。見事なシステムとして認められ、2014年8月にデジカのシステムがSteamに導入されました。同時にデジカは日本のゲーム企業を訪れて回って、Steamに日本人に人気がありそうなゲームを展開する土壌を作りました。

 

 

当時、もう販売されていないゲーム機のタイトルをSteamでは販売できるとスマートフォンゲームにしか興味なかったゲーム企業に伝えたら、企業側も応えてくれるようになりました。

既に持っているゲームコンテンツを再利用できるところがゲーム企業を動かした理由です。遊べなくなってしまったゲームにアクセスできるというのが素晴らしいということで、Steamを受け入れました。ハードウェアを買い替えず様々なゲームにアクセスできるところも利点です。

プレイをする側からだと、Steamはものすごく便利なプラットフォームとの声が多いです。購入したゲームをライブラリーから直ぐにアクセスできる、各ゲームのプレイ時間が表示される、友達とチャットできる等、様々な機能があります。「株式会社デジカ」のおかげでSteamが日本に展開され、これからも国内のユーザーがどんどん増えるのではないでしょうか。

 

まとめ

「Steam」という世界的なゲームプラットフォームは、今や日本のPCゲーマーにとって欠かせない存在といっても過言ではありません。