イギリスで女性の権利向上を訴えるフェミニストが、「iPhoneは女性にとって過大である」「様々なデザインやテクノロジーの基準が、つねに男性に合うようにして作られている」としてAppleを批判しています。
2018年に発売されたiPhoneは女性の手のサイズからは大きく離れている
手の平サイズのiPhoneが欲しいのに、なぜAppleはiPhone SEの販売を終らせてしまったのか?2018年に発売されたiPhoneXS Maxをはじめとする大きすぎるiPhoneに対して、女性差別だと考えるユーザーも出てきました。
確かに、iPhone XS MaxのディスプレイはiPhone史上最大の6.5インチ、端末のサイズは高さ157.5mm x 幅77.4mmとなっています。
他方、販売が終了されたiPhone SEは高さ123.8mm x 幅58.6mmで、iPhone SEと比べると、iPhone XS Maxは高さが27%、幅が32%アップしています。
こうした動きに対して、「女性の手の健康状態に影響を及ぼす」と声を上げたのがイギリスの著名なフェミニスト、キャロライン・ペレス氏です。
「Appleは女性の身体を配慮してデザインしていない」と、英メディアThe Telegraphに話すペレス氏の主張によると、男性と同じだけのお金を払って製品を購入しているのに、製品が女性の手の平サイズに合っていないのは納得できない出来事だと言うことです。
現実に彼女は、iPhone6を手にしたことで反復性ストレス障害(RSI)に発症し、iPhone SEへの変更を余儀なくされたという背景を持っているため、余計に怒りが大きいようです。
その上、落とす心配のない唯一のスマホだったiPhone SEも、iPhone XSシリーズがリリースされたタイミングで販売終了となりました。こうしたことが、ペレス氏が声を上げた理由だそうです。
iPhoneだけではなく、スマホのサイズが全体的に大きくなっている
確かに、iPhone XS Maxは非常に大きくなっています。しかし、動画視聴やゲームをする時に大きな画面を望むユーザーが増えているため、iPhoneだけではなくて、スマホは全体的に大きくなっています。
ですから、必ずしもAppleが男性向けにデザインした結果という訳ではないでしょうが、端末が大きいと感じるユーザーが増えているのも事実でしょう。
そういった背景もあって、2つ折りの端末などの開発もされているということなのでしょう。
まとめ
イギリスで女性の権利向上を訴えるフェミニストが、「iPhoneは女性にとって過大である」「様々なデザインやテクノロジーの基準が、つねに男性に合うようにして作られている」としてAppleを批判しています。
それが適切な批判かどうかは分かりませんが、最近発売されているスマホは、全体的にサイズが全体的に大きくなっているのは事実でしょう。