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【Google Play】検出を逃れる悪質アプリ29本削除

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以前より悪質な機能を含んでいるAndoroidアプリが発見されていましたが、今回、同様に悪質な機能を持ったカメラや写真関連のAndroidアプリがGoogle Playからなんと29本も発見されたことが報じられているようです。現在、Googleは全て削除しています。

これらの悪質アプリですが、例えば以下の動作を行うそうです。
・ユーザーの望まない広告をプッシュ表示する
・個人情報を盗むフィッシングサイトへと誘導する
・顔写真を盗むねらいと推測されるもの

悪質アプリのダウンロード数ですが、Google Playストアからアプリが削除されるまでに11個のアプリが10万回以上、そのうちの3個が実に100万回以上もダウンロードされていたと伝えられています。

報告されている悪質アプリの中には、巧妙な隠ぺいが施されており、ダウンロードしたユーザー自身が気づかないようなものもあるとのことです。

例として、あるカメラアプリは、起動すると自動でホーム画面にショートカットが作成される一方、「設定」内のアプリ一覧ではアプリのアイコンが非表示となり、ドラッグして削除が不可能になるとされています。

さらに、アンチウィルス等の検出も防ごうとするよう仕組まれていたという念の入れようです。また、画像をアップロードすると綺麗に美しく加工するとアピールするアプリでは、画像をアップしても結局は加工されなかったとのことです。

アップされた画像については、ソーシャルメディアの偽プロフィール写真に使われるなど、悪意のある目的で勝手に使用される可能性があると指摘されています。

完璧に防ぐ術はなく、インストールはユーザーの判断

現在、Googleは不適切なAndroidアプリ排除に注力しており、2017年に導入されたGoogle Play Protectというセキュリティ機能によって、悪質なアプリがインストールされる数が2016年から半減していると発表していました。

その中においても、検出機能をすり抜けてGoogle Playストアに登録し、10万回以上もダウンロードされる悪質アプリが後を絶たず、非常に危険だということを再認識する結果となりました。

本内容から推測されるに、Googleが技術改善を行う一方、悪質アプリ開発者側も正当なアプリに見せかけるよう多大な労力を払っているのではと考えられます。それでも最終的にアプリをインストールするかどうか判断するのはユーザー自身の意思です。

間違いなく悪質なアプリだと現時点で判断できる術がない為、アプリのレビュー欄をしっかりと確認し、少しでも疑わしい挙動が他ユーザーより報告されている場合はダウンロードを控えた方がよさそうです。

まとめ

今回、悪質な機能を持ったカメラや写真関連のAndroidアプリがGoogle Playから29本も発見されたことが報じられているようです。現在、Googleは全て削除しています。