「卸売市場法」が改正され、卸売市場の規制を見直されたことにより、農産物流通を取り巻く状況は大きく変化しようとしているようです。
2019年3月4日、マイファームは、小売店や飲食店などの買い手と農産物などの売り手となる農家が、直接交渉して価格決定することが可能な新サービス『ラクーザ』を立ち上げ、インターネット上に新たな農産物流通のBtoBマーケットをつくることを目指しているようです。
「ラクーザ」実際に想定されるシーンとは
「ラクーザ」は、売り手が出品した農産物(商品)に対し、全国から複数の買い手が入札して「競り落とす」ことができる、iOS/Android向けのアプリです。
「生産者自身が、飲食店・小売店等のバイヤーと直接の価格交渉を行うことのできるプラットフォームの提供」を行い、その仕組みとして、事前の会員登録を行い(登録無料 ※審査あり)、取引が実際に行われた場合、販売額の15％がサービス利用料となるとのことです。
■想定される利用シーン
売り手（生産者）
「新たな栽培品目にチャレンジするため、新しい売り先を探したい」
「市場の規格には合わせるのではなく、いちばん美味しいタイミングで出荷していきたい」
「自ら出向いて営業するまでの時間が取れないので、効率的な営業ツールがほしい」
買い手（消費者）
「多様化する消費者のニーズに応えるような商品を仕入れたい」
「品目だけでなく、産地・認証や生産方式といった切り口から、商材を探したい」
「安定した取引ができる生産者と長く付き合いたい」
■アプリの概要
・アプリ名 ：「ラクーザ」
・提供開始日 ：2019年3月4日(月) ※iOSアプリのみ未定
・提供価格 ：無料
・提供環境 ：App Store／Google Play
・対応OS ：iOS 11.0以降、Android 5.0以降
・対象カテゴリー：ビジネス
・ストアページ
Android(GooglePlay)： https://play.google.com/store/apps/details?id=com.netseri.dev.MyFarm
マイファームは、「自産自消」＝「自分でつくって自分で食べる」ことのできる社会を目指して、体験農園や農業学校の運営、農産物の流通販売事業等に取り組む企業です。
全国で野菜づくりを楽しむ人を増やし、農産物を自然まるごと食すことの感動を伝え、自然と共に生きる「農業者」を応援することで、人と自然が近しく、互いに育み合う未来の実現を目指しているとのことです。
まとめ
マイファームは、小売店や飲食店などの買い手と農産物などの売り手となる農家が、直接交渉して価格決定することが可能な新サービス『ラクーザ』を立ち上げました。