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【Apple】Googleの社内向けアプリもブロック、理由は?

今年の1月30日、iPhoneユーザーのスマートフォン内のデータを収集していた疑いが浮上し、AppleはFacebookの企業証明書を失効させています。

今回、GoogleもFacebookと同様の疑いがあると報じられており、Googleの広報担当者は「このアプリの配信は間違いだった。既にiOS版のアプリは無効にしています」と発表していたようです。

これにより、カフェアプリ、バスアプリなどのGoogle従業員専用アプリ、その他にはGoogleが配信するアプリのプレリリースベータ版が動作しなくなったそうです。

企業証明書の重要性と警告

Apple Developer Enterprise Programというプログラムを使用してiOS向け社内向けアプリを作るそうですが、本プログラムはネットから直接的にアプリのipaファイルをダウンロードすることにより、App Storeに公開することなくデバイスにインストールが可能になるということのようです。

また、本プログラムに参加するためには「企業証明書」が必要になります。

Googleの広報担当は「Appleはこの状況を解決するためにGoogleとより密接に協力しています」と述べており、「私達はGoogleと共同で、企業証明書の迅速な復活を支援しています」というコメントをAppleの広報担当者は発表しています。

Appleは以前より「企業証明書を使用してアプリをユーザーに配布した場合、そのデベロッパーの証明書は誰であっても失効させる」という警告をしており、また、iOSアプリの開発者であるAlex Fajkowski氏は、FacebookやGoogle以外にもプログラムを悪用してアプリのベータ版を非従業員に配布していると主張しています。

なお、企業証明書を失効させられていたFacebookについては証明書が再発行され、社内iOSアプリの再配布が可能になっていると報じられています。

まとめ

今回、GoogleもFacebookと同様の疑いがあると報じられており、Googleの広報担当者は「このアプリの配信は間違いだった。既にiOS版のアプリは無効にしています」と発表していたようです。